ここでのお話は転職エージェント経由というよりも、転職全体についてです。
一度でも転職活動をした方ならわかると思いますが、
精神的にきつい日々が続きます。
書類審査も中々通らず、運よく通ったとしても面接で落とされてしまう事は当たり前。
それを繰り返して行くうちに、前の会社を辞めなければ良かった、
自分は社会に必要とされていない
など自己嫌悪に陥っていきます。
しかし、転職活動でそんなのは当たり前です。
一般的な数字を紹介すると、書類審査通過率は1割程度で、
面接の通過率は2~3割程度といわれております。
つまり、1社から内定をもらうためには、
50社くらいに応募しなければいけないということです。
もちろん、これは平均的な数字ですので、
これよりも数多く応募しなければいけない方もいますし、
少ない方もいるでしょう。
ここで重要なのは、審査に落ちるたびに凹まず、前を前を向いて行動するということです。
審査に通らないのはあなただけではなく、ほとんどの方があなたと同じ経験をしています。
50社受けて内定をもらえなければ、100社受ければ良いのです。
そのくらいの気持ちがなければ転職することは厳しい時代です。
また、面接に落ちてもめげずに前に進んでいける方というのは、
面接の時にパワーを感じ、
この人ならやってくれそうだという印象を持つこともあります。
実際に私が採用した方に入社後話を聞くと、
30社以上面接を受けて合格したのは内だけと言う方が結構いました。
その方達は、魅力的な経験やスキルがあるわけではありませんが、
面接時に何か意欲や積極性を感じたので採用しました。
しかもそうした方達の多くは、仕事を覚えるのが早く、物凄い勢いで力をつけて、
中には独立していった方もいます。
ですから、面接はとにかく数が重要です。
数を打つことで面接の精度も高くなり、いつか良い企業に出会えるはずです。
どんなに落ちても諦めず面接を受け続けてください。
それが転職活動を成功させるポイントかも知れません。
面接で落ちまくる理由を見つける事も重要

面接は落ちて当たり前なので数をこなすことが重要とお話しましたが、
それと同時に何故面接に落ちるのか理由を見つける事も同じくらい大切です。
数をこなすことも大切ですが、少しでも面接の通過率を上げるために
こちらも改善していかなくてはいけません。
面接で落ちまくる理由は色々あると思います。
例えば、「企業が求めるスキルや経験が足りない」「第一印象が悪い」「長く勤められていない」
など理由は様々です。
最も多い理由である経験やスキルが足りないのは仕方ありませんから、
今の自分でも受け入れてくれる企業を探すしかありません。
そこで、経験や実績を積んで将来的にもっと年収の高い企業に転職したりだとか、
環境が整っている働きやすい企業に転職したりするのが現実的です。
やはりどの企業も経験やスキル不足の方を自分が納得する良い条件で雇用してもらえるほど甘くはありません。
しかし、それよりももっと問題なのは、面接で失敗して落ちるケースです。
せっかく企業が欲しいと思える経験やスキルがあるのに面接が上手く行かず落ちてしまうのは
チャンスを棒に振るっているのと同じです。
面接で落ちる理由は自分で判断することは出来ない?
自分で自分の事を客観的に見るのは難しく、
特に面接に落ちまくっている状態なら何故悪いのか冷静に分析できない方も多いはずです。
ですから、何故悪いのか第三者に客観的に見てもらうのが面接の通過率を上げる最短の方法になります。
家族や友人に面接の練習相手になってもらうのも良いですが、
一番良いのはプロに見てもらう事です。
そこでお勧めできるのは転職エージェント利用する事です。
転職エージェントのCA(キャリアアドバイザー)は企業毎の面接のポイントを理解していますし、
多くの人を見てきているので、何処が悪いのかも判断できます。
もちろん、無料で利用出来ますし、自分に合った求人を見つけてきてもくれます。
もし何社も落ち続けていて、どうして良いのかわからなくなっていれば、
複数の転職エージェントに登録して、自分の弱点を見つける事のも良いと思います。